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第三捜査 経過報告
俺が目が覚めたときまだ、辺りは暗かった。寝るのが早過ぎたせいもあったし、何を隠そう。 ぐぅぅぅぅぅぅぅ 腹の虫が五月蝿かったからだ。 俺は脱ぎ捨てた上着を探し出し外に向かった。コンビニへ行くためだ。 俺はエレベーターを使い下に降り、コンビニへと向かった。 うん?どうやら夜通し見張っているらしい。 俺は気付かない不利をしてコンビニでおにぎりとサンドイッチを買った。 あと、自販機でコーヒーを買った。 俺のお気に入りの缶コーヒーは自販機にはかなりあるのだがなぜかコンビニには置いていないのだった。 何でだろう?まあ、手間はかかるけど別にどうでもいいや。 俺はいそいそと家路に着いた。 すると忘れた携帯がなっている。俺は慌てて手に取って出た。 「おい!!森山!!いつまで待たす気だ!」 「わりぃ〜どうも疲れてたらしく寝ちゃってたわ〜」 「バカモン!!!」 俺は思わず携帯を遠ざけた。そして落ち着いたのを確認しつつ受話器を耳に当てた。 「まったく。何を考えとるんじゃ。寝過ぎと言うものではないのか?」 「いや〜寝過ぎと言うには早過ぎでしょう。大体今何時だと・・・。」 「五時だが?」 「高波さんみたいに早起きじゃないし俺・・・・」 「そんなことばかり言いおって・・・人を歳呼ばわりする気か!」 「あははは〜、だって早いって、何時に寝たらそんなに早く起きれるわけ?」 「十時だが・・・おほん、そんな話はどうでもいい。とにかく、お前から買った薬の成分が分かったよ。」 「ほあ?う、うん。なんだったの?」 「なんだ?食事か?人と話すときに食すとは何事だ!!」 「わり〜わり〜腹減ってたまらないんだわ〜」 「まったく・・・でだ、成分は〜」 「あ〜待って!俺あの横文字が苦手なんだけど・・・」 「まあ、お前の理解力では無理だろう〜」 「なんだよ!!自分だってそうなんじゃないの!!」 「失敬な!言えるぞ!だからこうして言おうと」 「片言で言うんだろうどうせ」 「うっぅ、おほん、まあ、成分が分かったんだ。うん。これは覚せい剤の一種で〜」 「だって薬じゃん!」 「まあ、それはそれだ・・・・ところでだ!場所が判明したんだろう!何処だ?」 「それは・・・・・まあ、あえて言うなら灯台下暗し。」 「言わない気か?」 「まだ、その時期じゃない。手足を切ったところで傾く組織じゃないんだろう?」 「うむ、わかってはいるが・・・」 「俺は早い組織のとけ込みが左右されるからね。サツに早くから関わることは許されないからね。」 「まあ、慌てるのはやめておくよ。」 「多分、明日も薬をさばかなきゃならない。今度は一応高波さんじゃない人にしてくれ。」 「そうだな・・・目印は、青帽子・・・・マークがヤクシのマークな」 ヤクシのマークを思い浮かべる。かなりメジャーな野球チームだ。 かの有名な飲食の会社から出来たチームだ。 「分かった。じゃあ、今日の昼当たりに・・・また連絡するよ。」 「うむ、今度はわしからでなく、ちゃんとくれよ!連絡のしくりはキツイからのぉ〜」 「あ〜分かってるって、今度は寝る前にちゃんと連絡するよ。じゃあ、」 俺は、電話を切った後に一息ため息をつき残っていた。サンドイッチを口にほおり込んだ。 <<BACK NEXT>>